君島十和子さんとのSpecial Talk -PART1-
セブンテンの服を着てくださったことをきっかけに始まった、君島十和子さんとの交流。その後、十和子さんからのオーダーで、セブンテンがデザイン監修した企画も現在進行中!素敵なご縁が重なり、十和子さんと関わるにつれ、その丁寧で謙虚、かつ前向きな人柄に、一人の女性として、母として、いろんなことをもっとお聞きしたい! と思うように。ディレクター、川人未帆のそんな熱い思いから今回の対談が実現、飾らない言葉でざっくばらんに語られた内容をたっぷりお届けします。
川人未帆(以下未帆) セブンテンをきっかけに十和子さんとお知り合いになれましたが、実際にお会いするのは、今日が初めてですよね。すごく楽しみに、心待ちにしていました! ちょうど私が大学生の頃、「十和子肌」が流行っていて、十和子さんは美容家のカリスマ、超大御所!というイメージ。そこから、自分が母となって改めて十和子さんのインタビューや本を拝読し、外見の美しさはもちろん、内面の素敵さに触れたら、今の私に気づきがたくさんあったんです。ご家族への思いや、いろんなことを乗り越えてポジティブに人生を歩んでらっしゃっていることを知って、十和子さんってこんな方だったんだって。仕事を持ち、子育てをする一人の女性として共感する部分、憧れる部分が本当に多くて。
君島十和子さん(以下十和子) うれしいです、ありがとうございます!
未帆 今の時代、インスタライブとか方法は色々あるけど、今回は文字として、私たちのよき先輩である十和子さんについて伝えたい気持ちが強くて。今日はいろんなことをたっぷり聞きたいと思ってます!(笑)まず、セブンテンをどうやって知ったのか、お聞きしてもいいですか?
セブンテンとの出会いはインスタの“検索”
十和子 インスタの“検索“画面で見つけて、「これ可愛い!」と思ったのが初めての出会い。その頃はインスタ初心者だったのでふわっと拝見していて(笑)。ちょうどいいな♡と見ていたアイテムを、私をよく知っている元スタッフが「絶対に似合うと思う!」とプッシュしてくれて、最初に買ったのがグレーのプリーツスカートでした。まず、買うまでが大変でその大人気ぶりにびっくり!(笑)私の携帯と娘、主人の3人で参戦するも、娘だけなんとかゲットできました。
未帆 私は最初、友達と友達のお母さんから「十和子様が着てくださってるー!これ、セブンテンだよね??」って連絡をもらってびっくり、すごくうれしくて。セブンテンは、子どもに受け継いでいけるものを作りたいという気持ちから、3世代をイメージしているブランドなんです。だから娘さんと着ていただけているのもとってもうれしいし、母世代にもぜひ着て欲しい。ボディラインがこれまでとは違ってきたなと実感する、オシャレに迷う母世代にも華やかな気持ちになって欲しいという熱い想いを込めて作っています。
デイリーにも、おでかけにも、色んなシーンに気負わず履いてほしいから、ストレッチ性は欠かせません。横に伸びるストレッチではなく、縦に伸びるストレッチ生地なので動きやすさは確保しつつ、着用していても型崩れせず変わらぬサイズ感ではきつつけることができます。気になる腰回りや太ももはほどよくホールドしてくれます。
「セブンテンの日」は反響がすごい!
十和子 インスタで拝見した、セブンテンのバラの刺繍のニットにツイードスカートを合わせていらした未帆さんのお母様がとっても上品でオシャレで、私の年代でも素敵に着せていただけるアイテムが多いなって思いました。セブンテンを着ている日はインスタのフォロワーさんからの反響がすごいんです。もう、「どこで買えるんですか?」っていうお洋服への質問が止まらない(笑)
未帆 十和子さん効果!(笑)実際に着られてみてどうですか?
十和子 実際に着てみたら見た目はもちろん、質も着心地も最高で、シーズンレスで着回しもできる!そのままさらっと着てサマになる、360度どこから写真を撮っても絵になるので本当にラク。サイズ感もよくて、線が出過ぎずスタイルアップもできるから、セブンテンのお洋服は、今や私の生活になくてならないアイテムになっています。ベースがトラッドなので、手持ち服とも相性が良くて使いやすくて、気づくと毎日セブンテンさん着てます(笑)
未帆 十和子さんのコーデイネート、すごく参考になるんです。私は自分が作ってるから、どうしてもイメージが固まっちゃいがちなんですけど、ロゴ刺繍のシャツをタイトスカートに合わせていらした十和子さんのコーデが新鮮で、「そうやって合わせるんだ、それってすごく素敵だな」って。
十和子 主人もオシャレが好きで、セブンテンのお洋服を見て、「それだったら、これが合うんじゃない?」って提案してくれるんです。とっても美意識が高くて女子部(笑)なので、朝一緒に玄関を出て、エレベーターで下に降りても「なんか違う、戻って戻って」とダメだしされることも(笑)ただ、主人のセンスについては家族みんな信頼を置いていて、娘もなにか新しいアイテムを探すお買い物には私より主人帯同のことが多いです。
フラワープリントスカートの十和子さん流コーディネート。トラッドなジャケットとの組み合わせ。華やかな中に大人の知的さが漂う、さすがのスタイリングです!
Jacket/Ralph Lauren Collection
Bag/CHANEL
Necklace/MIKIMOTO
Sandals/HERMES
フラワープリントブラウスはモノトーンでシックなスタイリング。品格のある小物を合わせることで、パンツコーデもぐっとリッチに。パンプスはなんとご主人のセレクト!
Pants/ZARA
Bag/HERMES
Pumps/GUCCI
娘にとって大きい父の存在
「パパかっこいい?」はママの手腕!
未帆 十和子さんがご主人の意見を娘さんといっしょに、ちゃんと尊重されているのが素敵です。父の存在って娘にとってすごく大きいですよね。父親がカッコよくて素敵だと、自分もいいパートナーを見つけられる気がします。お父さんのことを素敵と思うかどうかって母の手腕でもあるな、って私も子育てしながら思っていて。「パパすごいね、カッコいいね」って普段からいかに、娘にとってのお父さんの存在を高めるか。私がちっちゃい頃、うちの父は忙しくてあまり家にいられなかったけど、母が意識的に「これ美味しいからパパに1番に食べてもらおうね」みたいなことを、よく言ってました。だから子供の頃から父が大好き。結婚も、主人にそんな父の、父親像があると感じたから。娘の幸せを作るのって、細かい日常の気遣いだったり、旦那さんに対するリスペクトだったり。十和子さんを見ていると、そういうのをすごく学べて、娘さんもきっと素敵な男性と結婚されるんだろうなって思います。
十和子 主人のアドバイスに、「いいのいいの、好きなのが着たいの!」って時もたまにはありますけどね(笑)
未帆 それもわかります!ただただ、可愛いから着たい♡っていう気持ち(笑)でも、私の中でも父の意見ってやっぱり大きくて、セブンテンにしても、「今回なんか変だなぁ」って言われると「ちょっと変えようかな」と思ったり(笑)あくまでもおじさんの意見なので鵜呑みにはしないけれど(お父さんごめんね笑)やっぱり親世代に認めらるとうれしい気持ちがあって、上品なものを求めるから父親の意見は大事だなと。「今回のカッコいいね」と褒められたら、老若男女にいいって言ってもらえるものを作ろうって意欲が湧きます。だからきっと、お嬢さまにとっても、お父様のセンスはきっとなにかを選ぶ時に大きな基準になるはず。
十和子 我が家の場合は、家も仕事も四六時中一緒だから、もう男女の垣根を超えた同士のような関係。そうなると、男性の方が繊細でロマンティストだなって思うことがよくあります。私の方が、「じゃあどうする?」って、赤?黒?白?って突き詰めちゃうところがある(笑)うちは本当に補い合いで、子育てにおいても私だけじゃないと気づけないこと、逆に主人じゃなきゃ言えないこと、そこをうまく連携してやってきたと思います。
君島十和子さん プロフィール
Instagram: @ftcbeauty.official
FTCクリエイティブディレクター
高校在学中に「’85m年JAL沖縄キャンペーンガール」に選ばれ、芸能界デビュー。
1986年『JJ』のカバーガールを務め、同誌専属モデルに。その後、舞台やテレビなどを中心に女優として活躍。結婚を機に芸能界を引退。2005年、20数年に及ぶ美容体験をもとに、化粧品ブランド「FTC(フェリーチェトワココスメ)」を立ち上げ、製品開発に携わる。
二人の娘の母。
美容家としてメディア、SNS等で精力的に活動している。
取材・文/北山えいみ