-FEATURE- Felted Wool Cardigan

2024.08.23

BEHIND 710

-FEATURE- Felted Wool Cardigan

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Felted Wool Cardigan

秋冬のベーシックニットシリーズに、新作の“フェルテッドウールカーディガン”が登場します。ディレクターの「ごくごくベーシックに見えて、新しい形」のニットを探求するところから始まった、この新作ニットの企画。「シンプルでいて、何だか素敵」というポイントにこだわり、ベーシックデザインの中に込めたディテールをご紹介します。

オンラインショップ：フェルテッドウールカーディガン

□Color

一枚で映える、SEVEN TEN by MIHO KAWAHITOらしい配色が楽しいボーダー3色と、
羽織などにも使いやすく、合わせやすい無地３色の、計６色展開です。

□Silhouette

「シンプルでいて、何だか素敵」。そういうニットが持ち合わせているのは、シルエットや素材の良さに、美しい編み方。それに加えて、「何だか素敵」の“何だか”感を高めているポイントは「仕上げの加工」にあります。「仕上げの加工」はシルエットと密な関係があるので、まずはシルエットのこだわりをご紹介します。

シルエットでこだわっているのがスクエア感。合わせるとどことなくモードを感じさせる、シャープでミニマルなデザインです。シャープでありながらタイトすぎず、カーディガンでありながらジャケットのきちんと感も纏える。そんな大人の洗練にぴったりの絶妙シルエットに仕上げています。

更に、ディレクターがベーシックアイテムを作る際にキーポイントとしているのが、“年齢を重ねてもきれいに見えるシルエット”。永くお洋服をご愛用いただけるように、特にベーシックなアイテムになるほど、細かなシルエットや仕様にこだわっています。
このカーディガンは首元やデコルテを詰め、取り外し可能な肩パッドを入れることで、バスト位置をきれいに見せ、丸みを帯びてくる肩や背中をシャープな印象に見せるよう設計しています。

□Knit Processing

そして前述のシルエットと密な関係にある「仕上げの加工」のお話へ。
「何だか素敵」なニットに仕上げるべく、軽くて柔らかなタッチの温かみが欲しいけれど、シルエットのスクエア感を後押しするハリ感も欲しい。それを両立すべく辿り着いたのは、フェルテッドトリートメントという加工。
繊維を綺麗に整えた高級な梳毛ウールを特殊に編み立て、熱を加えて強圧縮することで、梳毛の高級感と柔らかさ、軽さそのままに、まるでフェルトのようなハリをもたせたニットに仕上がる加工です。この加工を施すことで、シルエットとニットの風合い、両方のこだわりを掛け合わせたカーディガンが完成しました。

□Styling:01/Sax×White